2020-01-01から1年間の記事一覧

椿三十郎

勿論、黒澤監督版。 (後から調べたら「用心棒」の続編と分かって、あっちゃーと思ったが、話の筋は理解できたから良し。事前情報は大切ですなぁ・・・) 非常にまとまりのある映画だ。 特に間の緩急のつけ方が素晴らしい。 最早これは言及するまでもないが…

HOUSE

大林監督二本目。 なんというか、大林監督の「おもちゃ箱をひっくり返したような映画」という作品性を分かっていれば、こうまで見やすくなるのかと驚いた。 まず、映画全体の色が良い。出てくる小物、照明、書き割りまでもがこの映画の見得として見事な役割…

花とアリス殺人事件

私は脆弱ゆえ、アマプラに入会したり退会したりを繰り返しているのだが、今月は見たかった映画が追加されたので入会している月である。 「花とアリス」もかなり好きな作品で、前々から気にはしていたのだが、どうも岩井監督のアニメというのに抵抗感があって…

かくしごと

このコロナ禍で時間に余裕ができ、もう何年も俗に深夜アニメと呼ばれるものを見てきていなかったが、やたらPVに惹かれ、つい最後まで見てしまった。 やはり一貫して、父と娘の距離感について描いているのが良いのだろう。 これは、OPやEDの映像でもそうなの…

一年

どうやら、開設して、一年が経ったらしい。 早いような、遅いような。 一年で、大して書けてないような気もする。 書きたい時は、一気に書きたくなるのだが、中々、書きたい時は訪れない。 まぁ、これからも、マイペースで書いていこう。

ダークナイト

あぁ、やべぇよぉー、1つ企画ブッ飛ぶんじゃないか!!? どうすんの!!? せっかく時間かけて準備したのになぁ、と一抹の…いや大きな不安を抱えながら書く。 あれだけ、「ジョーカー」を褒めておいて、「ダークナイト」を見ていないのは、どうなのだろう…

気狂いピエロ

ゴダール先生二本目。 おぉ、素晴らしきヌーヴェルヴァーグ! ゴダールお得意のジャンピングカットと詩的な台詞の応酬。 これをリズムによって「映画」にしてしまうのだから、本当にかなわない。 「ピエロ」になれない男が、「ピエロ」になろうとする話。 フ…

時をかける少女(実写)

これを今書くのは卑怯か?と 思いつつも書く。 そういえば、大林監督作品は全く見ていなかったなと思い出し、早速TSUTAYAでレンタルして「時かけ」を見てみる。 これ、あまりにも淡白過ぎないか? 狙ってやってるのは分かるが、これじゃ、発端部の掴みがあま…

ヒミズ

映画を見て、何か書かなければ、やはり腐ると思い、書く。 園子温監督に関して、話題になってるなぁ、というくらいの感覚で、不勉強ながら、これまで、特段見ることはなかったが、とりあえず「ヒミズ」を見る。 まず、役者の熱演には、驚く。 正直、今の邦画…