ダークナイト
あぁ、やべぇよぉー、1つ企画ブッ飛ぶんじゃないか!!?
どうすんの!!?
せっかく時間かけて準備したのになぁ、と一抹の…いや大きな不安を抱えながら書く。
あれだけ、「ジョーカー」を褒めておいて、「ダークナイト」を見ていないのは、どうなのだろうと思い、見てみる。
やっぱり、俺、ヒーロものは、合ってないんちゃうか?
どうも、体に合わない。
バトルシーンだからと、カメラをグルグル回せば良いってもんじゃないだろ!
全てのシーンという訳では、無いが、イマジナリーラインもくそもない。
あそこまでやられると、もう何が何だかよく分からなくなる。
被写体をきちんと映すことによる緊迫感がなくなるのだ。
金をかけるのは良いが演出意図が見えない。
だから、せっかくのヒース・レジャーの熱演も映画の中にはまらない。
ジョーカーという、理由はなく、ただ面白さを求めて、人を殺すというキャラクターもそこにある恐怖が伝わってこない。出てくるキャラクターと鑑賞側に感情の差があるのだ。
やはり、ヒーローやってる、てめぇは何だかんだで金持ちやないか!というバットマンシリーズの批評的ポジションにある、「ジョーカー」の方が、素晴らしく感じられる。多少、日本人的発想かもしれないが。